平成20年度 第12回

長坂保育園 6年ぶり5回目の優勝を飾る

 

選手宣誓  (サンフラワー保育園)  20.10.4

前日までの秋空が嘘のように厚い雲に覆われ、おまけに朝方大粒の雨が降り、7時30分集合の
係りと役員は大慌て。それでも9時の開会式には空も明るくなり、絶好のサッカー日和となりました。
今年は20チームが参加し、優勝を競うことになりましたが、年々レベルが上がり、どのチームが優勝
するのか、結果を見なければ判らないほど、実力が伯仲してきました。その証拠に、夏の大会にベス
ト4だったチームで今回も残ったのはサンフラワー保育園ただ1チームだけでした。まさに戦国時代の
様相です。その中で抜け出したのが、ここ数年優勝していない古豪長坂の復活でした。6年ぶり5回目
の優勝は、今回優勝した子ども達が生まれた年に優勝してからの本当に久しぶりの優勝でした。なか
なか勝てなくなってからの優勝は格別の思いがしました。
開会式では八戸東ライオンズクラブの河村俊一会長から「私達の応援する事業の中でもこのちっびこ
サッカー大会は規模も大きく、参加者が元気で、とても素晴らしい大会です。」と子ども達にお褒めの
言葉と激励をいただきました。前年度優勝の藤覚保育園から優勝旗の返還、サンフラワー保育園
の子どもから元気な選手宣誓があり、全員でラジオ体操をした後、予選ブックの幕が開きました。


Aブロック
チーム名 サンフ 小久保 南売市 長 坂 尻 内 勝敗 得失 勝ち点 順位
1 サンフ
0−0

0−0

0−0

2−0

1勝0敗3分
2 小久保
0−0

0−0
×
0−4

0−0

0勝1敗3分 −4
3 南売市
0−0

0−0
×
0−1

0−0

1勝1敗2分
4 長 坂
0−0

4−0

1−0

1−0

3勝0敗1分 10
5 尻 内 ×
0−2

0−0
×
0−1
×
0−1

0勝3敗1分 −4

Bブロック
チーム名 城下 こども
の城
福 聚 みゆき 田 子 勝敗 得失 勝ち点 順位
1 城下
1−0

0−0

1−0

0−0
2勝0敗2分
2 こどもの城 ×
0−1
×
0−1

0−0
×
0−1
0勝3敗1分 −4
3 福 聚
0−0

1−0

1−0

0−0
2勝0敗2分
4 みゆき ×
0−1

0−0
×
0−1
×
0−1
0勝3敗1分 −3
5 田 子
0−0

2−0

0−0

1−0
2勝0敗2分
            城下 (2PK3)福聚により決定

Cブロック
チーム名 三 条 川 口 こざくら ひまわ 戸 来 勝敗 得失 勝ち点 順位
1 三 条 ×
0−3
×
0−1
×
0−2
×
0−1
0勝4敗0分 −7
2 川 口
3−0

0−0

0−0

1−0
2勝0敗2分
3 こざくら
1−0

0−0

1−0

2−0
3勝0敗1分 10
4 ひまわり
2−0

0−0
×
0−1

1−0
2勝1敗1分
5 戸 来
1−0
×
0−1
×
0−2
×
0−1
勝3敗0分 −3

Dブロック
チーム名 白 鴎 チャリ むつみ 小中野 藤 覚 勝敗 得失 勝ち点 順位
1 白 鴎
3−0

3−0

0−0

1−1
2勝0敗2分
2 チャリ ×
0−3

0−0

0−0
×
0−6
0勝2敗2分 −9
3 むつみ ×
0−3

0−0
×
0−2
×
0−6
0勝3敗1分 −2
4 小中野
0−0

0−0

1−0

0−0
勝0敗3分
5 藤 覚
1−1

6−0

2−0

0−0
2勝0敗2分

 
 予選ブロックは、全20チームが5チームずつ4ブロックに分かれてリーグ戦を行い、各ブロック上位2チームが決勝トーナメントへ。それ以外のチームは順位戦へと回る。このブロックでの戦いが優勝へのキーポイントとなる。1位通過を狙うのか2位通過を狙うのかで結果が大きく変わるのでこの予選ブロックをどう戦うのかが重要なかぎとなる。
 Aブロックは今大会最大の難関ブロックだった。夏の大会準優勝の南売市、第三位のサンフラワー、6位だったとは言え、古豪復活を夢見る長坂、熾烈な3チームの星の潰しあいは、長坂が南売市に勝ち、南売市が小久保と引き分けた結果、3引き分けのサンフラワーが2位通過を果たした。小久保と尻内は残念ながら3強に一泡吹かせるまでには至らなかった。
 Bブロックも熾烈な戦いが行なわれた。勝ち点8同士で城下、福聚、田子が並び、得失点差で田子が1位通過、得失点も同点の城下と福聚は昼休み時間にPKを行い、3−2で夏優勝の福聚が決勝トーナメントへ進出した。こどもの城と五戸のみゆき保育園は1得点も出来ずに予選で散った。
 Cブロックは3勝をあげたこざくらが楽々1位通過。川口とひまわりは、こざくらと引き分けた川口に凱歌が上がり2位通過。ひまわりもいいチームだったが1敗は大きかった。戸来と三条は来年頑張りましょう。
 Dブロックは小中野の善戦が光ったが、やはり藤覚と白鴎の2強の敵ではなかった。藤覚がチャリティに6点を取り、白鴎との1位争いは決着した。むつみとチャリティは組み合わせに泣いた感じ。来年はよいくじを引きたいものだ。
17位〜20位 尻内 1−0 三条 こどもの城 0(3PK4)0 むつみ
尻内 2−1 むつみ 三条 0−1 こどもの城
13位〜16位 小久保 0(3PK2)0 戸来 みゆき 0(3PK2)0 チャリティ
戸来 0−1 みゆき 小久保 1−0 チャリティ
 9位〜12位 南売市 0(2PK1) ひまわり 城下 1−0 小中野
南売市 1−0 城下 ひまわり 0−2 小中野
 順位戦は4チームずつの組み合わせで行い、予選ブロックの3、4、5位同士が戦う。15分間に時間が長くなった分点数が入りやすく、観ている応援団も力が入る。PKが4試合もあり、歓声やら悲鳴やら大変盛り上がっていたようだ
準々決勝 長 坂 1−0 川 口 田 子 0(0PK2)0 白 鴎
こざくら 0−1サンフラワー 藤 覚 1−0 福 聚
5〜8位予備戦 川 口 0−1 田 子 こざくら 0(0PK2)0 福 聚
7・8位決定戦 川 口 0(1PK)0 こざくら
5・6位決定戦 田 子 2−1 福 聚
準決勝 長 坂 10 白 鴎 サンフラワー 0(1PK2)0 藤 覚
3位決定戦 白 鴎 01 サンフラワー
決勝 長 坂 30 藤 覚
 
決勝トーナメントへ進出した8チームはいづれも強豪チームで、実力は紙一重。一つのプレーで、結果が大きく変わる展開に応援団も気が抜けない状態でした。試合はどれも手に汗握る大接戦でしたが、私個人としては準決勝の2試合が今回のベストマッチだったように思います。またPK戦も4試合あり、PKによる勝負も重要になってきたようです。PK戦では白鴎対田子の戦いが印象に深く、PKに失敗した瞬間の男性保育士のずっこけぶりが見事でした。また、秋に弱いジンクスがあったサンフラワー保育園の第三位は立派でした。いつも優勝に手が届きそうな白鴎ですが、今回も厚い壁が立ちはだかり優勝旗には届きませんでした。もう一息なんだけどなあ。でもどの試合も一生懸命な子ども達の姿に感動の連続でした。ありがとうございました。
優勝 長 坂
(総評)
 長坂保育園の久々、6年ぶり5度目の優勝で幕を閉じた第12回八戸東ライオンズ杯は朝とは打って変わった快晴の夕日を浴びて無事終了した。少々疲れが見える大人たちをあざ笑うかのようにいつまでも元気な子ども達に脱帽だ。閉会式でライオンズの河村会長から「来年も素晴らしい試合を見せてください。」と言われた子ども達は、来年はこの場に立つことが出来ませんが、紫紺の優勝旗に描かれた優しいライオンをいつまでも忘れないでしょう。
 朝早くからお手伝いいただいた係りの皆さん、役員の皆さん、そして力いっぱい子ども達の応援をしてくれた保護者の皆さん、八戸東ライオンズの皆さん。ありがとうございました。この大会は、子ども達にも大人たちにとっても素晴らしい思い出が出来が出来る場だと思います。勝って喜び、負けて悔しがる。単純ですが大事なことだと思います。最近の重大事件を観ていると、子どものときに感動がない子が事件を起こしているようです。美しいものやきれいなものに感動し、悔しさをバネに成長するという、普通の気持ちを子ども達には持って欲しいと思います。この大会が子ども達の成長の栄養源であることを確信しています。本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
記  長坂保育園園長 川口 司     20.10.7
準優勝 藤 覚
3位 サンフラワー
4位 白 鴎
5位 田 子
6位 福 聚
7位 川 口
8位 こざくら
敢闘賞 南売市
城 下
小中野
ひまわり
みゆき
戸 来
小久保
チャリティ
尻 内
むつみ
こどもの城
三 条